じじむさい

精選版 日本国語大辞典 「じじむさい」の意味・読み・例文・類語

じじ‐むさ・い ぢぢ‥

〘形口〙 ぢぢむさ・し 〘形ク〙
① 不潔できたならしい。むさくるしい。むさい。〔俚言集覧(1797頃)〕
※俳諧・七番日記‐文化一五年(1818)二月「ぢぢむさい庵も今は青柳ぞ」
② 心がせまくこせついている。することが貧弱でけちくさい。
歌舞伎傾城忍術池(1785)三段「ぢぢむさいせりふしては、侍の一分は立つまいぞよ」
③ 年寄りじみている。じじくさい。
※落語・角兵衛の婚礼(1891)〈三代目三遊亭円遊〉「『私は〈略〉身躰が誠に往(いけ)ない』といふと何だか爺臭(ヂヂムサ)いやうだが」
じじむさ‐げ
〘形動〙
じじむさ‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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