しがく所(読み)しがくしょ

精選版 日本国語大辞典 「しがく所」の意味・読み・例文・類語

しがく‐しょ【しがく所】

〘名〙 (「しがく」は「かくし(隠)」の「かく」と「し」を逆にした「しかく」から) 人目に触れないようにした所。秘密の場所。かくしておく場所。また、岡場所。しがく部屋。しがく場。
洒落本美地の蛎殻(1779)「傾城の心のしがく所と、金持金玉は、つべてゑ物と云ふからは」
※滑稽本・風来六部集(1780)里のをだ巻評「大工はしがく所に工夫をこらし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android