さわえうらだつ

精選版 日本国語大辞典 「さわえうらだつ」の意味・読み・例文・類語

さわえ‐うらだ・つ さわゑ‥

〘自タ四〙 語義未詳。波がざわざわとむらがり立つ意か。
万葉(8C後)一四・三五五二「松が浦に佐和恵宇良太知(サワヱウラダチ)ま人言思ほすなもろわが思ほのすも」
[補注]「さわえ」は、「さわく(騒)」と関係ある語か。「うらだつ」は、「むらだつ(群立)」の上代東国方言か。「うらだつ(浦立)」で、浦が波立つ意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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