さすれば

精選版 日本国語大辞典 「さすれば」の意味・読み・例文・類語

さ‐すれ‐ば

接続〙 (副詞「さ」に動詞「す」の已然形、助詞「ば」が付いてできた語) 先行事柄条件とするとき、当然、後行の判断がみちびかれることを示す。そうすると。とすれば。しかる上は。
※土井本周易抄(1477)六「かうみねば小者小字本主のまま上へ付けて読さうなぞさすれば孔子批判が見へぬぞ」
※細君(1889)〈坪内逍遙〉一「奥さまの外出嫌ひは持前とやら、さすれば是も隠居さまのせいではあるまじ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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