精選版 日本国語大辞典 「さいまくる」の意味・読み・例文・類語
さい‐まく・る
(「さきまくる」の変化した語。「さいまぐる」とも)
[1] 〘自ラ四〙 先まわりをする。また、さし出たふるまいをしたり、さしで口をたたいたりする。
※枕(10C終)二八「また、物語するに、さし出でして我ひとりさいまくる者」
[2] 〘自ラ下二〙 (一)に同じ。
※浜松中納言(11C中)二「さすがなるさかしら心の、際高く、さいまくれたるやうなる、返てはうたてありや」
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