ごろ

精選版 日本国語大辞典 「ごろ」の意味・読み・例文・類語

ごろ

〘名〙
① 「ごろつき(二)」の略。
※大つごもり(1894)〈樋口一葉〉下「夜中に車を飛ばして車町の破落戸(ゴロ)がもとをたたき起し」
② (「おしごろ(唖五郎)」の略) 口の利けない人。
※雑俳・軽口頓作(1709)「どこにおれがにせごろじゃ」
喧嘩(けんか)
洒落本・潮来婦誌(1829‐30)後「『今がた、ごろ(〈注〉ケンクヮ)があった』『ハアすんだか』」
④ 近世上方語で、計画・陰謀などが露見すること。
※新撰大阪詞大全(1841)「ごろとは、たくみをつぶさるること」

ごろ

〘名〙 チチブウキゴリヨシノボリなどハゼ科の魚の異名

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デジタル大辞泉 「ごろ」の意味・読み・例文・類語

ごろ

ごろつき」の略。「会社ごろ」「ペラごろ
[類語]ならず者地回りやくざ暴力団無頼漢無法者与太者ごろつきちんぴら暴漢暴れ者暴れん坊暴徒荒くれ者兇漢凶賊奸賊海賊山賊賊徒賊子逆賊謀反人悪人悪者悪漢悪党悪玉悪女毒婦食わせ物詐欺師山師ペテン師いかさま師あくわる凶徒凶手人非人人でなし奸物曲者あぶれ者

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