精選版 日本国語大辞典 「ごろごろ」の意味・読み・例文・類語
ごろ‐ごろ
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 雷のとどろきひびく音、または雷のようにとどろきわたる音を表わす語。〔書言字考節用集(1717)〕
② 車輪がころがり動く音、石うすを回す音など、丸いもの、大きいもの、重いものなどがころがってゆく音、またはそのさまを表わす語。
③ 猫などが喉(のど)を鳴らす声を表わす語。
※小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉前編「彼の大猫も〈略〉大威張りに、ゴロゴロ咽喉を鳴らして居り升(まし)た」
④ あちこちに、物が雑然と、または無造作にころがっているさまを表わす語。
⑤ (④から転じて) その価値が低くみえるほどに、あちこちに物が沢山あるさまを表わす語。
⑥ 比喩的に、仕事をしないで、むだに暮らしているさまを表わす語。
⑦ 角ばっていたり違和感があったりして、なめらかでないさまを表わす語。
[2] 〘名〙 雷をいう小児の語。ごろごろさま。
※歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)三立「アレアレ、どうかゴロゴロが来さうだぜ」
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