ごぜえます(読み)ゴゼエマス

デジタル大辞泉 「ごぜえます」の意味・読み・例文・類語

ごぜえ‐ま・す

[動サ特活]《「ございます」の音変化》
「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
「これには様子も―・せう」〈洒・船頭深話〉
補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でございます。
「これはお待ち遠で―・した」〈滑・浮世床・初〉
[補説]活用は「御座います」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごぜえます」の意味・読み・例文・類語

ごぜえ‐ま・す

〘自サ特活〙 (「ございます」の変化した語) 近世後期、江戸の庶民語。
[一] 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
洒落本・船頭深話(1802)四「これには様子もごぜへませう」
[二] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…です。
※洒落本・北廓鶏卵方(1794)二「時にこんやはどふでごぜへます」

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