こわり

精選版 日本国語大辞典 「こわり」の意味・読み・例文・類語

こわり こはり

〘名〙 義太夫旋律一つ喧嘩(けんか)合戦描写などの勇む場面、また、火災や物の怪・幽霊出現など、不気味で恐ろしい印象を与える場面に使う「こはり」といわれる勘所基礎としているところからとか、その旋律が「こわり(強)」であるからとする説がある。
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)一「川を越えては、コハリ 山路にかかり、山を越(こゆ)れば川瀬にひたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報