こじつけ

精選版 日本国語大辞典 「こじつけ」の意味・読み・例文・類語

こじ‐つけ

〘名〙
① むりに押しつけること。むりじいすること。押し売り。
浄瑠璃志賀敵討(1776)五「アイタタタタ。痛いはいの痛いはいの痛いはいの痛いはいの。ヤモ是が本のこぢつけじゃ」
② むりに理屈をつけて、関係のないことや、理屈に合わないことを結びつけること。また、そのことば。牽強付会。
人情本・英対暖語(1838)四「長吉船といふべきを、略してちょきと呼ならはし、今又猪牙文字に書は、小船の形ちが猪の牙に、似てあるからこじつけなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「こじつけ」の意味・読み・例文・類語

こじ‐つけ

こじつけること。また、その言葉牽強付会けんきょうふかい。「彼の説明こじつけとしか思えない」
[類語]牽強付会理屈理屈理屈詭弁きべん空理空論講釈御託ごたく強弁主張力説叫ぶ強調我田引水事寄せる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android