こがし

精選版 日本国語大辞典 「こがし」の意味・読み・例文・類語

こがし

〘名〙 身ぶり、手ぶりをまじえて話すこと。しかたばなし。
風流仏(1889)〈幸田露伴〉三「此春以来御文章を読むも下手になったと、菩提所和尚様に云はれた程なればうがちとかこがしとか申す者は空抜(うろぬき)にしてと断りながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のこがしの言及

【香煎】より

…麦こがしなど,麦や米をいって粉末とした〈こがし〉(〈はったい〉〈はったい粉〉とも)を指すこともあるが,一般にはそうしたこがしにサンショウ,シソ,陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮)などの粉末と少量の塩を加えたものをいい,湯を注いで茶のように飲用する。江戸時代以前から大唐(たいとう)米と呼ばれた赤米(あかごめ)を主材料としてさかんに用いられたもので,《犬筑波集》には〈日本のもののくちのひろさよ たいとうをこかしにしてや飲ぬ覧〉の句が見られる。…

※「こがし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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