けちを付ける(読み)けちをつける

精選版 日本国語大辞典 「けちを付ける」の意味・読み・例文・類語

けち を 付(つ)ける

縁起の悪くなるようないやなことを言ったりしたりする。
※雑俳・柳多留‐二(1767)「手の筋を見ると一(ひと)筋けちをつけ」
欠点を見つけてけなす。難癖をつける。
黄表紙・御存商売物(1782)上「『どうぞして、青本その外の地本にけちをつけん』とはかる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「けちを付ける」の意味・読み・例文・類語

けちを・ける

縁起が悪いと感じるようなことを、言ったりしたりする。「せっかくの門出に―・ける」
欠点を見つけて悪く言う。難癖をつける。「あれこれ―・けて縁談を断る」
[類語]貶す扱き下ろす謗る腐す難癖を付ける悪し様ぼろくそ口汚いくそみそ罵詈雑言ばりぞうごん悪口わるくち陰口誹謗謗り中傷悪口あっこう雑言罵詈悪態悪罵嘲罵痛罵怒罵面罵罵倒讒謗悪たれ口憎まれ口ぶうぶうなんのかのとやかくなんだかんだどうのこうの減らず口愚痴る愚痴をこぼすぼやくこぼすごねるごてるくねるああ言えばこう言う御託を並べる言葉を返す異を唱える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android