ぐるぐる

精選版 日本国語大辞典 「ぐるぐる」の意味・読み・例文・類語

ぐる‐ぐる

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物が何回もつづいて回るさま、また、つづけて回すさまを表わす語。
浄瑠璃・本朝三国志(1719)二「在所づたひの畠道、藪垣生垣、まがひ道、行ては跡へぐるぐると、小栗栖(おぐるす)の里に行迷ひ」
たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉三「可愛らしい眼をぐるぐると動かして」
② 幾重にも巻いたさま、また、幾重にも巻いてあるものを解くさまを表わす語。くるくる。
太閤記(1625)一九「鹿の助おしよせ、ぐるぐると引巻一人も残さず撫切にし」
※くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉二「博多男帯をぐるぐると纏付け」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぐるぐる」の意味・読み・例文・類語

ぐる‐ぐる

[副]
物が続いて回るさま。「ぐるぐる(と)腕を回す」
物をいく重にも巻きつけるさま。「縄をぐるぐる(と)巻きつける」
[類語]くるりぐるりくるりくるりぐるりぐるりくるっとくるくるくりくりぐりぐりころころごろごろからからがらがらころりごろり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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