ぐらつく

精選版 日本国語大辞典 「ぐらつく」の意味・読み・例文・類語

ぐら‐つ・く

〘自カ五(四)〙 (「つく」は接尾語)
① 不安定に動く。ぐらぐらゆれ動く。
※改正増補和英語林集成(1886)「ツクエガ guratsuite(グラツイテ) カキニクイ」
② 心が動揺する。気持が定まらなくなる。
古道大意(1813)下「辛抱がぐらつくと、諸事の心得違ひがここから出来る」
めまいがする。くるめく。
※湯ケ島ゆき(1907)〈国木田独歩〉「眼がグラついて思はずのめりさうにした」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぐらつく」の意味・読み・例文・類語

ぐら‐つ・く

[動カ五(四)]
安定した状態にあるべきものが、不安定に揺れ動く。ぐらぐらする。「いすが―・く」「奥歯が―・く」
気持ちや考えなどが、揺れ動いて定まらなくなる。「自信が―・く」「信念が―・く」
[類語](1動く揺れる揺らぐ動かす振れる振動する上下する微動する揺らす揺する揺さぶる揺すぶる揺り動かす揺り返す揺る揺るがす揺れ震動縦揺れ横揺れふらふらぐらぐらよたよたよろよろゆらゆらふらつくくらっとくらくらくらりぐらりぐらっとめまい立ちくらみ眩暈目がくらむ目が回るふらっと/(2動揺波立つたゆたう乱れる動ずる浮き足立つ揺さぶる揺るがすぐらぐら悩乱惑乱

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