くも膜嚢胞(読み)くもまくのうほう

家庭医学館 「くも膜嚢胞」の解説

くもまくのうほう【くも膜嚢胞】

 先天的な原因で、くも膜に、髄液(ずいえき)などの透明または黄色味をおびた液がたまった嚢胞ができるものです。
 嚢胞が大きくならず周りに影響をあたえなければ、ようすをみていきますが、大きくなってくると脳を圧迫し、けいれん頭痛などをおこすことがあります。
 治療は、嚢胞を切除します。お年寄りの場合や嚢胞が巨大な場合には、内容液を出すための短絡路をつくるシャントが行なわれます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android