精選版 日本国語大辞典 「きゅうきゅう」の意味・読み・例文・類語
きゅう‐きゅう
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物がきしんだり、こすれたり、おしつけられたりして鳴る音を表わす語。
② ゆとりのないほど、強く締めたり、押しつけたりするさまを表わす語。
③ 押しつけられて苦しみもがくさま、また、転じて、貧乏で、生活に苦しむさまやひどい目にあうさまを表わす語。
※それから(1909)〈夏目漱石〉八「窮々(キュウキュウ)云って原稿生活を持続してゐる」
④ 押しつけられたような声で笑うさまを表わす語。
※古今著聞集(1254)一六「きうきうとわらひて候けり」
[2] 〘形動〙
① ゆとりがないほど一杯なさま。「満員電車で、きゅうきゅうだ」
② 押しつけられて苦しみもがくさま。「先輩にしごかれて、きゅうきゅうの目にあった」
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