がわしい

精選版 日本国語大辞典 「がわしい」の意味・読み・例文・類語

がわし・い がはしい

〘接尾〙 (形容詞型活用) がは
(形容詞シク活型活用) 体言動詞連用形などに付いて、そのような傾向がある、…の嫌いがある、の意をあらわす。批難嫌悪気持を含む。がましい。
霊異記(810‐824)中「時に一(ひとり)の沙彌有り、濫(みだれカハシく)供養を盤(も)る処に就きて、鉢を捧げて飯を受く〈国会図書館本訓釈 濫 ミタレカハシ〉」
源氏(1001‐14頃)明石「いとらうがはしく、泣きどよむ声雷(いかづち)にも劣らず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「がわしい」の意味・読み・例文・類語

がわし・い〔がはしい〕

[接尾]《形容詞型活用[文]がは・し(シク活)》名詞や動詞の連用形に付いて形容詞をつくり、そのような傾向がある、そういうきらいがある、の意を表す。「みだり―・い」「ろう―・し」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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