がちゃ

精選版 日本国語大辞典 「がちゃ」の意味・読み・例文・類語

がちゃ

[1] 〘名〙
独楽(こま)心棒が傾いていて、ぶるぶる震えるような回り方をすること。
浄瑠璃倭仮名在原系図(1752)三「おれが此もうの螺(ばい)を、なぜこんながちゃに仕やった、まどふてかやしやかやしや」
② (佩剣(はいけん)ががちゃがちゃ音をたてるところから)制服巡査をいう盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧(1915)〕
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉五「何うだねお前様、警官(ガチャ)をしてゐた目から見たら、最(も)う大抵私の商売も分ったらう」
[2] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 陶器や金属など、重く堅い物がぶつかり合ってたてる音を表わす語。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春「佩刀の音をガチャと響かせて」

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デジタル大辞泉 「がちゃ」の意味・読み・例文・類語

がちゃ

(ガチャ)《自動販売機ハンドルを回す音から》カプセルトイの商標名。
スマートホンソーシャルゲームなどで、アイテムを抽選によって購入・取得する仕組み。ルートボックス。→コンプリートがちゃ
2から転じて》俗に、自分では環境を選べないのに、その環境により物事明暗が分かれること。環境を表す語の後につくことが多い。「上司がちゃ

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