がしゃがしゃ（読み）ガシャガシャ

デジタル大辞泉

がしゃ‐がしゃ

［副］かたく細かい物などが、やかましく触れ合う音を表す語。「がしゃがしゃ（と）マージャンのパイを崩す」
［形動］乱雑なさま。めちゃくちゃ。「袋にがしゃがしゃに詰め込む」
［アクセント］はガシャガシャ、はガシャガシャ。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

がしゃ‐がしゃ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 澄んだきれいな音ではなく、やかましく雑然とした感じの音を表わす語。また、一般に、やかましいさまを表わす語。

※唱歌・虫の楽隊（1903）〈桑田春風〉「おのづからなる虫のこゑごゑ。〈略〉がしゃがしゃ、がしゃがしゃ」

※あらくれ（1915）〈徳田秋声〉八五「お島は狭い台所にがしゃがしゃ働いてゐた」

[2] 〘形動〙 乱雑なさま、めちゃくちゃなさまを表わす語。

[3] 轡虫(くつわむし)をいう。がちゃがちゃ。

※土（1910）〈長塚節〉一一「がしゃがしゃといふ名称を与へられて居るだけ喧しく只がしゃがしゃと鳴く」

出典　精選版 日本国語大辞典