かちんかちん(読み)カチンカチン

デジタル大辞泉 「かちんかちん」の意味・読み・例文・類語

かちん‐かちん

[副]堅い物が連続してぶつかるときの、軽く澄んだ音を表す語。「あちこちでかちんかちんグラスを合わせる音がする」
[形動]
非常に堅いさま。かちかち。こちこち。「かちんかちんに凍ったアイス
緊張恐怖で体がこわばっているさま。かちかち。こちこち。「初舞台かちんかちんになる」
融通がきかないさま。かちかち。「かちんかちんの頑固者」
[類語]こちんこちんこちんかちかち堅いこわ硬質堅硬生硬硬直がちがちこちこちこりこりハードかたさ硬化剛性ごつい厳つい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「かちんかちん」の意味・読み・例文・類語

かちん‐かちん

〘形動〙
① 物が非常に堅いさま。かちかち。
※通学物語(1941)〈渋沢秀雄〉スキー・ジャンプ「零下三十五度乃至四十度といふ気温だから、手に取って見ると皆反っくりかへったままカチンカチンになってゐる」
② 堅苦しく、緊張しているさま。かちかち。
※三ちゃんも三ちゃんや(1971)〈古山高麗雄〉三「それを見て、姪も、いっそうカチンカチンになる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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