かいかなぐる

精選版 日本国語大辞典 「かいかなぐる」の意味・読み・例文・類語

かい‐かなぐ・る

〘他ラ四〙 (「かい」は「かき(書)」の変化した語) 荒っぽく、いい加減に書く。書きなぐる。
評判記難波の㒵は伊勢白粉(1683頃)二「恋には目がみえぬ滅多的かいかなくってあだなるかる口の狂言

かい‐かなぐ・る

〘他ラ四〙 (「かい」は接頭語) もの、特に武器などを荒々しく払いのける。
保元(1220頃か)中「為朝余りに腹をたてて、此の矢を、かいかなぐって投げ捨て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android