精選版 日本国語大辞典 「お夏清十郎」の意味・読み・例文・類語
おなつせいじゅうろう おなつセイジフラウ【お夏清十郎】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
実在の事件を脚色した歌謡、小説、戯曲の登場人物名。1661年(寛文1)ごろ、姫路の旅宿但馬(たじま)屋の手代清十郎が主家の娘お夏と密通し、大坂へかけおちしたが捕らえられて処刑され、残されたお夏は乱心したという。この事件が俗謡「清十郎ぶし」をはじめ、俳諧(はいかい)、歌祭文(うたざいもん)、小説、浄瑠璃(じょうるり)、歌舞伎(かぶき)などの好題材となった。代表的なものは、小説で井原西鶴(さいかく)作『好色五人女』(1686)中の「姿姫路清十郎物語」、浄瑠璃で近松門左衛門の『おなつ清十郎笠物狂(かさものぐるい)』(1705)、『五十年忌歌念仏(うたねぶつ)』(1707)、近松半二、三好松洛(しょうらく)らの『極彩色娘扇(ごくさいしきむすめおうぎ)』(1760)など。明治以後では坪内逍遙(しょうよう)作の舞踊劇『お夏狂乱』が有名で、戯曲にも真山(まやま)青果作『お夏清十郎』をはじめ多くの作品がある。
[松井俊諭]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新