おなり

世界大百科事典(旧版)内のおなりの言及

【大田植】より

…田主(たあるじ)と呼ばれる指揮者の統率のもとに,飾りたてた牛が特殊な技法で代(しろ)を搔(か)き,多勢の早乙女が信仰的に配列された多くの田植歌を唱和し,田人が腰太鼓,笛,すりささら,鉦(かね)などの楽器ではやした。途中〈ひるまもち〉とか〈おなり〉と呼ばれる神格化された女性が昼食を運び,田の神とともに供応を受けた。田植自体を労働というより神事として考え,終了後は稲の豊穣を願って性の解放などもあった。…

※「おなり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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