精選版 日本国語大辞典 「おお」の意味・読み・例文・類語
おお
〘感動〙 (表記はいろいろで、「おう」「おお」「あう」「わう」「をう」など)
※書紀(720)神武即位前戊午年六月(熱田本訓)「高倉唯唯(越々)と曰すとみて寝(さ)めぬ」
② 思い出した時に発することば。
※虎明本狂言・岡太夫(室町末‐近世初)「『それはらうゑいのしの事でござる』『あふそれそれそのらうゑいをくはふ』」
③ 人に呼びかける時に発することば。
④ 驚いたり、強く感動したりした時に発することば。
※平家(13C前)四「手ごたへしてはたとあたる。『えたりをう』と矢さけびをこそしたりけれ」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「ヲヲさむいと云ひながら」
⑤ 神楽(かぐら)などのはやしことば。
※神楽歌(9C後)庭燎・阿知女作法「本方(もとかた) あちめ 於々々々(オオオオ)」
⑥ うめく時に発する音声。おおん。
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