うしろ鉢巻(読み)うしろはちまき

世界大百科事典(旧版)内のうしろ鉢巻の言及

【鉢巻】より

…古くは抹額(まつこう)または末額(もこう)といったが,後世はもっぱら鉢巻と呼んでいる。手ぬぐいなどを細長く折りたたんで,頭の鉢に巻き,前額部で結ぶのを〈むこう鉢巻〉,後頭部で結ぶのを〈うしろ鉢巻〉といい,折りたたまずにしごいてよりをかけ,前額部にはさみ込むのを〈ねじり鉢巻〉という。きれで頭部を包むことは,もともと頭髪の乱れを防ぐために行ったものであろうが,やがて他人の面前ではこれが礼儀となり,ついには長く習俗となったもので,鉢巻の起源もこれにつながるものと考えられる。…

※「うしろ鉢巻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」