いやに

精選版 日本国語大辞典 「いやに」の意味・読み・例文・類語

いや‐に

〘副〙 (形容動詞「いや(否)」の連用形から)
① 変に。妙に。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「『他の事でも無いんだが』と昇がいやに冷笑しながら咄し出した」
② ひどく。ばかに。非常に。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三「いやに欲の深い人だ」

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