いなの綱(読み)いなのつな

精選版 日本国語大辞典 「いなの綱」の意味・読み・例文・類語

いな‐の‐つな【いなの綱】

〘名〙 婚礼に用いる道具一つ。輿(こし)下簾(したすだれ)の裾の左右にさげる綱。白黒または紅白の布をないまぜにし、太綱で、先端を房としたもの。
※娵入記(1443‐73頃)「すそのきぬも、いなのつなも、ながえのほかへ出してさげ申候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android