いでいで

精選版 日本国語大辞典 「いでいで」の意味・読み・例文・類語

いで‐いで

感動〙 (感動詞「いで」を重ねて用いた語) 「いで」を強めて言う語。
相手自分行為をうながす語。さあさあ。どれどれ。なんとなんと。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「『いでいで』とて、おはすれば」
大鏡(12C前)二「伝はりぬることは、いでいでうけたまはらばや」
② ものの様子への感動を表わす語。いやどうも。いやもう。
※大鏡(12C前)一「いでいで、いといみじうめでたしや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「いでいで」の意味・読み・例文・類語

いで‐いで

[感]
心から感動した気持ちを表す語。いやもう。
「―、いといみじうめでたしや」〈大鏡・後一条院〉
決意勧誘を表す語。どれどれ。さあさあ。
「伝はりぬる事は、―承らばや」〈大鏡・師尹〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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