いじましい(読み)イジマシイ

精選版 日本国語大辞典 「いじましい」の意味・読み・例文・類語

いじまし・い いぢましい

〘形口〙 意地きたない。けちくさい。せせこましい。
随筆・皇都午睡(1850)三「銭湯〈略〉上方の湯は上り湯は夕方ならではなくいぢましく思わる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「いじましい」の意味・読み・例文・類語

いじまし・い〔いぢましい〕

[形][文]いぢま・し[シク]
意地汚い。けちくさい。「―・い根性
《「いじらしい」と混同した用法》痛々しい感じがする。哀れで見苦しい。「―・い努力」
[派生]いじましげ[形動]いじましさ[名]
[類語]一時しのぎその場逃れその場しのぎ当座逃れ当座しのぎ一時逃れ糊塗弥縫びほう弥縫策泥縄場当たり一夜漬け付け焼き刃苦し紛れ間に合わせ有り合わせけちみみっちいせせこましい狡辛こすからさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつ低劣卑怯ひきょう狭量小量けつの穴が小さい貧乏臭い貧乏たらしい吝嗇りんしょくしみったれしわい渋いしょっぱい細かいけちけちけち臭い世知辛いこすい安っぽい安手ちゃちみすぼらしいぼろい貧相貧弱むさくるしい所帯染みる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android