いささ

精選版 日本国語大辞典 「いささ」の意味・読み・例文・類語

いささ

[1] 〘接頭〙 体言の上に付いて、いささかの、すこしばかりの、の意を表わす。「いささおがわ」「いささおざさ」「いささがわ」「いささみず」など。
古今著聞集(1254)五「手にむすぶいささせがはのまし水に袂涼しく夕風ぞ吹く」
[2] 〘名〙 いささかのこと。わずかなこと。
※百座法談(1110)閏七月一一日「ここにいささの疑ひ候ことは、五逆罪をおかしたらむだに、さばかりの十念に罪のほろぶべきことかは」

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デジタル大辞泉 「いささ」の意味・読み・例文・類語

いささ

[接頭]名詞に付いて、小さい、わずかな、ささやかな、などの意を表す。「いささ小川」

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