いい

精選版 日本国語大辞典 「いい」の意味・読み・例文・類語

いい

感動〙 憎らしいという気持や、拒否の気持を表わすとき、歯をむきだして発することば。いーい。
※別れた妻に送る手紙(1910)〈近松秋江〉「イーをしたやうな心持のする険しい顔を一寸して」
故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉四「あら、子供ぢゃなくってよ、あたし二十四よひどいわ、イーだ」

いい いひ

〘名〙 (「ゆい」の変化した語)
仕事を助け合うこと。労働交換をすること。また、その人。いいどり。
② 人を雇うこと。また、その雇人
随筆・燕居雑話(1837)四「秩父古言〈略〉傭人をいひと云、ゆひを訛れり」

いい

〘副〙 泣き声を表わす語。
※今鏡(1170)九「更に読み給ふにも同じやうにいいと泣き居りければこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「いい」の読み・字形・画数・意味

】いい

蛇。

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】いい

か細い声。

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】いい

ただよう。

字通「」の項目を見る

異】いい

奇異。

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【猗】いい

しげる。

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【倭】いい

めぐる。

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