精選版 日本国語大辞典 「あどけない」の意味・読み・例文・類語

あどけ‐な・い

〘形口〙 あどけな・し 〘形ク〙 (子供態度様子などが)無心で愛らしい。無邪気である。することが幼い。わるぎがない。あどない。いわけなし。
洒落本・交代盤栄記(1754)「菊その〈略〉此御かたしっぽりとしてあどけなき所ありて娘かたぎなれども、発明なる御かた故、客衆の取廻し能、遊びにうまみ有てよし」
滑稽本浮世床(1813‐23)二「あのくれへそらったばけて、あどけねへまねをしたがる者も又あるめへ」
あどけな‐げ
〘形動〙
あどけな‐さ
〘名〙

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デジタル大辞泉 「あどけない」の意味・読み・例文・類語

あどけ‐な・い

[形][文]あどけな・し[ク]無邪気でかわいい。無心である。「―・い寝顔
[補説]「あどない」に「け(気)」が加わったものか。
[派生]あどけなげ[形動]あどけなさ[名]
[類語]無邪気いたいけ可憐可愛い可愛らしい愛おしい愛しい愛らしい愛くるしい愛愛しいいじらしいしおらしいめんこいキュートしとやかうぶういういしい無心天真爛漫天衣無縫イノセント罪が無いほほえましいほおえましいほのぼのほんわか愛嬌あいきょう愛想あいそなごむなごやか憎めないチャーミング癒やし系癒やすラブリーがんぜないいとけない

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