あくんぐるしの災難(読み)あくんぐるしのさいなん

精選版 日本国語大辞典 「あくんぐるしの災難」の意味・読み・例文・類語

あくんぐるし‐の‐さいなん【あくんぐるしの災難】

連語〙 (近世前期に流行した俗謡歌祭文の決まり文句。「んぐる」は調子をつけるために添えたものという) 悪事災難。心身を苦しめ悩ますわざわい。
浮世草子御前義経記(1700)三「あくんぐるしのさいなんは、駕舁(かごかき)の詞で七分(ふん)とうやまって申すと、今様のはやり祭文、あれこれまぜてうたひけるに」

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