《われ汝を歌う》(読み)われなんじをうたう

世界大百科事典(旧版)内の《われ汝を歌う》の言及

【カウフマン】より

…おおむね共作で劇を書いたが,とくにモス・ハートとの共作による《一生でただ一度》(1930),《わが家の楽園》(1936),《晩餐に来た男》(1939)など,常識とはまったく無縁の人物が登場する風刺的な喜劇で知られる。大統領選挙を茶化したミュージカル《われ汝を歌う》(1931)の台本も有名。喜劇,ミュージカルの両方で器用で達者な演出家としても活躍した。…

【ミュージカル】より

…バーリンは詞も書き,最初はおもにレビューの仕事をして無数のヒット・ソングを生んだが,射撃が巧みな娘を主人公にした野趣と生気の充満する《アニーよ銃をとれ》(1946)によって,本格的なミュージカルでも優れた業績を残した。ガーシュウィンは作詞家の兄アイラ・ガーシュウィンIra Gershwin(1896‐1983)と組み,やはりレビューから出発して都会的で軽い恋愛喜劇に進み,大統領選挙を風刺したG.S.カウフマンとリスキンドMorrie Ryskindの台本による《われ汝を歌う》(1931)で文学的価値の高いミュージカルを手がけた。これはミュージカルとしては初めてピュリッツァー賞を与えられた。…

※「《われ汝を歌う》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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