黄緑(読み)きみどり

精選版 日本国語大辞典 「黄緑」の意味・読み・例文・類語

き‐みどり【黄緑】

〘名〙 (形動) 黄色の加わった緑色
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「河岸のところには、黄緑(キミドリ)な柳の花が垂下った」

おう‐りょく ワウ‥【黄緑】

〘名〙 黄色がかった緑。
破戒(1906)〈島崎藤村〉七「千曲川の水は黄緑(ワウリョク)の色に濁って」

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デジタル大辞泉 「黄緑」の意味・読み・例文・類語

き‐みどり【黄緑】

黄みを帯びた緑色。
[類語]グリーンエメラルドグリーン深緑浅緑緑色りょくしょく翠緑すいりょく深緑しんりょく草色くさいろ萌葱もえぎ柳色松葉色利休色オリーブ色エメラルド

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色名がわかる辞典 「黄緑」の解説

きみどり【黄緑】

色名の一つ。JISの色彩規格では「あざやかな黄緑」としている。一般に、黄色みがかったのこと。黄色と緑の中間色をさし、色のイメージは幅広い。JISの色彩規格ではひわを「つよい黄緑」、うぐいすを「くすんだ黄緑」、抹茶色を「やわらかい黄緑」としている。特定の色名ではあるが、色の系統という意味合いもある。

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普及版 字通 「黄緑」の読み・字形・画数・意味

【黄緑】こうりよく

黄と緑。

字通「黄」の項目を見る

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