鰯の頭(読み)いわしのあたま

精選版 日本国語大辞典 「鰯の頭」の意味・読み・例文・類語

いわし【鰯】 の 頭(あたま・かしら)

節分行事の一つ。節分の夜、鬼を退散させるために鰯の頭を柊(ひいらぎ)にさして門や軒、窓にさしたまじない
※俳諧・山の井(1648)冬「節分は都の町のならはしに、〈略〉外面にはいはしのかしらとひらぎのえだを鬼の目つきとてさし出し」
※雑俳・玉の光(1844‐45)二「鰯のあたまで・毎月割さいふをかたげ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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