遺文(読み)イブン

デジタル大辞泉 「遺文」の意味・読み・例文・類語

い‐ぶん〔ヰ‐〕【遺文】

故人生前に書き残した文章
過去文献で現存しているもの。「平安遺文

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遺文」の意味・読み・例文・類語

い‐ぶん ヰ‥【遺文】

〘名〙
① 死んだ人が書きのこしておいた文章類。また、生前には発表されなかった文章類。
※和漢朗詠(1018頃)下「范別駕(はんべつか)の遺文を集む〈源順〉」
② 現存する過去の文章・文献。
※足利本論語抄(16C)述而第七「文は六籍、古の遺文なり」 〔史記太史公自序

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普及版 字通 「遺文」の読み・字形・画数・意味

【遺文】いぶん

生前に書き残した文章。昔の文書。〔史記、太史公自序〕百年天下古事、畢(ことごと)く太に集まらざるは靡(な)し。

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