迷封(読み)みーふおん

世界大百科事典(旧版)内の迷封の言及

【魞】より

…特定の〈えり師〉という技能集団が,冬の農閑期に湖岸の各地を泊まり歩いて設置する。中国の東北部(遼寧省)に〈迷封(ミーフオン)〉という同型のものがあり,これが日本に渡来したものといわれるが,同様のものは東南アジア各国にも普遍的に見られるので,本来,遠浅海岸において自給用の魚を得るための漁法であったものと思われる。これら東南アジアのものが,〈ツボ〉の部分が広いのは,これを生簀として一時的な蓄養を可能にしたものであって,琵琶湖のものが構造が複雑であるからといって精巧・粗放の技術的な差と見るのは正当ではない。…

※「迷封」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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