赤字(読み)あかじ

精選版 日本国語大辞典 「赤字」の意味・読み・例文・類語

あか‐じ【赤字】

〘名〙
赤色で書かれたり刷られたりした文字
※夢声半代記(1929)〈徳川夢声〉江戸ツ児になる迄「一度『落』と書かれた所へ、赤字(アカジ)で『及』としてある」
② (収支決算で、不足額を表わす数字を赤色を使って記入するところから) 収支決算の結果、支出収入より多いこと。欠損。⇔黒字
※家族会議(1935)〈横光利一〉「新設備で赤字を出して」
③ (一般に赤インクや赤鉛筆を用いるところから) 校正文章推敲にあたって、書き入れる文字や記号。また、校正刷のこと。朱。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「赤字」の意味・読み・例文・類語

あか‐じ【赤字】

赤色の文字。赤いインクなどで書いた文字。
簿記で不足額を表す数字を赤色で記入するところから》支出が収入より多いこと。欠損。赤。⇔黒字
《ふつう赤色で書き込むところから》校正などで、訂正・補筆した文字や記号。朱。赤。「赤字を入れる」
[類語](2不利益損失損害損亡そんもう欠損実損差損出血持ち出し採算割れ実害損する被害割を食う本が切れる穴をあける割が悪い間尺に合わない食い込む足が出るロス大穴丸損マイナス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「赤字」の解説

赤字

黒字」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「赤字」の意味・わかりやすい解説

赤字
あかじ

黒字

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android