言明(読み)いいあかす

精選版 日本国語大辞典 「言明」の意味・読み・例文・類語

いい‐あか・す いひ‥【言明】

〘他サ五(四)〙
① 人と語り合って夜を明かす。語り明かす。
蜻蛉(974頃)中「泣きみ、笑ひみ、よろづのことをいひあかして、あけぬれば」
② 言って明らかにする。はっきりと名言する。
史記抄(1477)一一「吾が意の思ふたけを云あかさいで、あらうずらうか」

げん‐めい【言明】

〘名〙
① (━する) ことばに出してはっきり言いきること。明らかに述べること。明言
※国会開設の勅諭‐明治一四年(1881)一〇月一二日「特に茲に言明し、爾有衆に諭す」
論理学で、あることを主張した文で、それが真または偽のどちらかであるもの。立言(りつげん)

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デジタル大辞泉 「言明」の意味・読み・例文・類語

げん‐めい【言明】

[名](スル)
言葉に出して、はっきりと言いきること。明言。「言明を避ける」「当初方針で進めることを言明した」
立言りつげん2」に同じ。
[類語]断言確言明言言い切る喝破道破言い放つ言い張る言い通す言い続ける突っ張る公言宣言立言直言

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普及版 字通 「言明」の読み・字形・画数・意味

【言明】げんめい

明言する。

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