精選版 日本国語大辞典 「若気」の意味・読み・例文・類語
にや‐け【若気】
〘名〙 (古くは「にゃけ」か)
① 鎌倉・室町時代頃、貴人の側にはべって、男色の対象となった少年。
② 尻。肛門。
③ 男が色めいた姿をしていること。男が派手に着飾ったり、なまめき媚(こ)びるような態度をとったりすること。また、その者。
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「もっぱらにやけをむねとして地紙うり」
わか‐げ【若気】
※平治(1220頃か)中「まことに悪源太わかげのいたす所也」
にや・ける【若気】
※古文真宝前集抄(1642)一「きる物のえやうを好みなまにやけたるなりをし」
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