芳名(読み)ほうめい

精選版 日本国語大辞典 「芳名」の意味・読み・例文・類語

ほう‐めい ハウ‥【芳名】

〘名〙
ほまれのある名。名誉の名。
霊異記(810‐824)上「遠く芳名を流(つた)慈悲の徳、長(とこしへ)に美き誉を存す」
相手を敬って、その人の名前をいう語。
※人情本・花筐(1841)二「此の嬢(こ)がお芳さんか、芳名(ハウメイ)は予て承知さ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「芳名」の意味・読み・例文・類語

ほう‐めい〔ハウ‐〕【芳名】

相手を敬って、その姓名をいう語。お名前。「御芳名はかねてより承知いたしております」「芳名録」
誉れのある名。よい評判名声。「芳名後世に残す」
[類語]尊名名前高名こうめい貴名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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