花・花代(読み)はな・はなだい

献辞辞典 「花・花代」の解説

花・花代

お花に代えてという意味合いがあり、花街の芸妓芸者宴会ホストホステス御輿の担ぎ手などに対して贈る寸志やご祝儀の表書きの献辞 (上書き)に用いられるものです。発祥は、芸者・娼妓などの揚げ代として用いられたものの呼称で、江戸時代以降には華やかな 祭のご祝儀として用いられ、大正時代以降には様々な宴会のホスト・ホステスなどへの寸志と して用いられるようになりましたが、古くは男女の交際において男性が女性に対する贈り物に 生花添えて贈って心を引いたことに発祥します。

出典 (株)ササガワ献辞辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android