編纂(読み)へんさん(英語表記)compilation

翻訳|compilation

精選版 日本国語大辞典 「編纂」の意味・読み・例文・類語

へん‐さん【編纂】

〘名〙 いろいろの原稿材料を集めて整理し、書物内容をつくりあげること。編集
※惺窩文集(1627頃)二・古今医案序「因為后学讎古今諸医按、而筆削編纂為此書
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房一二「其頃具に編纂(ヘンサン)して発兌せし書」 〔白居易‐河南元公誌銘〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「編纂」の意味・読み・例文・類語

へん‐さん【編×纂】

[名](スル)いろいろの材料を集め、整理・加筆などして書物にまとめること。編修。「辞書編纂する」
[類語]編集編修編著新編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「編纂」の読み・字形・画数・意味

【編纂】へんさん

編集。宋・陸游〔半山集に跋す〕山集二卷、皆王安石金陵に歸りし後、作るの詩なり。丹陽の陳輔之、嘗(かつ)て纂して金陵學舍に本せしも、今はびたり。~笠澤の陸某(しる)す。

字通「編」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

図書館情報学用語辞典 第5版 「編纂」の解説

編纂

一定方針もと複数著作項目を集め,取捨選択,再編成し,一つの出版物にすること.例えば,特定著者による著作を集めて著作集を作る場合や,あるテーマの著作を集めて合集,選集を作る場合に用いる.辞書などのレファレンスブックにも用いられることがある.一般に元の著作などには手を入れない.編纂者の出版物への関与の度合いは編者よりも強いとみなされ,『日本目録規則2018年版』では著者と同等に,創作者に該当するものとされている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android