綻びる(読み)ホコロビル

デジタル大辞泉 「綻びる」の意味・読み・例文・類語

ほころ・びる【綻びる】

[動バ上一][文]ほころ・ぶ[バ上二]
縫い目などがほどける。「袖口が―・びる」
花のつぼみ少し開く。咲きかける。「梅が―・びる」
表情がやわらぐ。笑顔になる。「思わず顔が―・びる」
隠していた事柄や気持ちが隠しきれずに外へ現れる。
「いかならむをりにか、その御心ばへ―・ぶべからむと」〈・若菜上〉
鳥が鳴く。さえずる。
「かすみだに月と光とをへだてずはねぐらの鳥も―・びなまし」〈梅枝
[類語](1ほつれるほどける破れるやぶける裂ける切れる擦り切れる千切ちぎれる張り裂ける破裂するパンクする/(2咲く開花満開爛漫花期花時早咲き遅咲き狂い咲き返り咲き二度咲き四季咲き室咲き開く花開く膨らむ咲き初める咲き乱れる咲きこぼれる・咲き競う・咲き揃う咲き匂う咲き誇る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android