紡毛紡績(読み)ぼうもうぼうせき

精選版 日本国語大辞典 「紡毛紡績」の意味・読み・例文・類語

ぼうもう‐ぼうせき バウモウバウセキ【紡毛紡績】

〘名〙 紡毛糸を作る工程総称原料羊毛選毛から、紐状スライバーとしたのち撚りを掛けて糸とする、開毛・添油・紡毛精紡などの一連の工程。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「紡毛紡績」の意味・わかりやすい解説

紡毛紡績【ぼうもうぼうせき】

短繊維のまじったままの羊毛や,ぼろ,糸くずなどをほぐした反毛を原料とし,梳毛(そもう)せずに精紡機にかけて毛糸につむぐ紡績法。製品は,長繊維と短繊維が比較的乱雑に配置された,毛羽の多い太番手の糸で,一見粗剛であるが実際は柔軟で,暖感があり,縮充性に富む。
→関連項目梳毛紡績紡績

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android