節目(読み)せつもく

精選版 日本国語大辞典 「節目」の意味・読み・例文・類語

せつ‐もく【節目】

〘名〙
① 竹や木などの、節(ふし)ときめの細かいところ。ふしめ。
菅家後集(903頃)山僧贈杖有感題之「節目含将空送老、刀痕削著半留皮」 〔礼記‐学記〕
物事のすじめ。規則箇条細目
正法眼蔵(1231‐53)辨道話「真実の仏法、まさに東漢に流演して、節目にかかはらぬむねあらはれき
※明六雑誌‐二七号(1875)民選議院変則論〈阪谷素〉「政体大本を舎て節目を飾れば綱目合ず」 〔韓愈‐上張僕射書〕

ふし‐め【節目】

〘名〙
① 竹、葦(あし)木材などの節のあるところ。
散木奇歌集(1128頃)悲歎「岸のうへをさよなと見ればあぢきなく竹のふしめに泣かれぬる哉」
② 物事の区切り目。
王城の護衛者(1965)〈司馬遼太郎〉「節目(フシメ)々々には凜乎たる演技力をもった男で」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「節目」の意味・読み・例文・類語

ふし‐め【節目】

木材・竹などの節のあるところ。「節目の多い材木」
物事の区切り目。「人生節目
[類語](1切れ目分け目裂け目小口切れ口割れ目継ぎ目/(2区切り折り目一線一段落分かれ目分け目境目変わり目

せつ‐もく【節目】

草木などのふしめ。
物事のすじめ。また、規則の箇条や細目。

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