筆削(読み)ひっさく

精選版 日本国語大辞典 「筆削」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐さく【筆削】

〘名〙 字句を書き加えたり、けずり去ったりすること。添削
本朝文粋(1060頃)一三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉「淡海公手草詔勅、筆削律令、興仏法帝範」 〔晉書‐皇甫謐伝論〕

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デジタル大辞泉 「筆削」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐さく【筆削】

[名](スル)文章語句を書き加えたり削ったりすること。添削。
「わざと何等の―をも施さない事にした」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉
[類語]筆を入れる朱筆を入れる朱を入れる手を入れる手を加える添削補筆推敲彫琢

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「筆削」の読み・字形・画数・意味

【筆削】ひつさく

文字を修改する。〔史記孔子世家〕孔子~春秋を爲(つく)るに至りては、筆すべきは則ち筆し、るべきは則ちる。子夏の徒、一辭をも贊すること能はず。

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