立言(読み)りつげん

精選版 日本国語大辞典 「立言」の意味・読み・例文・類語

りつ‐げん【立言】

〘名〙
後世教訓ともなる立派なことばを立てること。また、そのことば。
菅家文草(900頃)四・客舎書籍「百一方資治病術、五千文貴立言虚」 〔韓愈‐答李翊書〕
意見を述べること。また、その意見。
※明六雑誌‐四三号(1875)尊王攘夷説〈阪谷素〉「両先生の説帰する所は一なるも、立言に異同あり」
論理学で、あることを主張した文。真か偽かのどちらかであるもの。言明

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デジタル大辞泉 「立言」の意味・読み・例文・類語

りつ‐げん【立言】

[名](スル)
はっきりと意見を述べること。また、その意見。「国政について立言する」
論理学で、一つのことを主張した文で、真・偽いずれかであるもの。言明。
[類語]明言言い切る言い放つ言い張る言い通す言い続ける突っ張る断言確言言明喝破道破公言宣言直言

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普及版 字通 「立言」の読み・字形・画数・意味

【立言】りつげん

世に益する言説を立てる。〔左伝、襄二十四年〕大上を立つるり、其のは功を立つるり、其のは言を立つるり。久しと雖も廢せず。此れを之れ不朽と謂ふ。

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