破顔(読み)はがん

精選版 日本国語大辞典 「破顔」の意味・読み・例文・類語

は‐がん【破顔】

〘名〙 顔をやわらげて笑うこと。顔をほころばせること。ほほえむこと。花が開くことにもいう。
菅家文草(900頃)三・春日尋山「従初到一レ任心情冷、被春風適破顔」 〔白居易‐天寒晩起引酌詠懐詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「破顔」の意味・読み・例文・類語

は‐がん【破顔】

[名](スル)顔をほころばせて笑うこと。
「室に入って来た彼は、晴れやかにこう言って―した」〈徳永太陽のない街
[類語]笑顔笑い顔恵比須顔にこにこ顔地蔵顔喜色朗色生色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「破顔」の読み・字形・画数・意味

【破顔】はがん

ほほえむ。宋・欧陽脩〔子春発運待制に寄す〕詩 廣陵の、嘗(かつ)て同(とも)にふ (すいゑん)の風霜、暫(しばら)く破顏す

字通「破」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android